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灯明・線香の意味

灯明=ロウソクの火には、闇をなくし周囲をはっきりと見えるようにするという働きがあります。そこで灯明は不安におののく人の心を明るく照らすことで安心させることから、お釈迦様のお慈悲と知恵を表すもの考えられています。そして自らのろうを溶かしながら火をともしているロウソクの姿から、それが人生の象徴を表しているという説もあります。人間の生命も、寿命を少しづつ減らしながら生きていて、健康であっても次の日に交通事故や災害に遭うかもしれません。

ろうそくの火をともす時は、マッチを用いるか、仏壇専用の火つけで点火します。煙草の火を付けるライターなどと併用するのはやめましょう。火を消す時は、決して吹いて消してはいけません。というのも、私たちは日常生臭いものを多く食べています。当然、息はその食物などのにおいも運んできます。神聖であるべき仏壇の前で、生臭い息を吹きかけるのは不作法だからです。ですから、ロウソクの 火を消す時は、手であおいで消しましょう。

線香は清らかな香りで不浄を浄めるという意味があるとされています。また、線香を焚くことによって私たちの心も粛然としたものになるといった効果があることも見逃せません。線香を焚く本数は宗派によって違いがあるので、注意しましょう。 例えば、天台宗・真言宗は、仏・法・僧にさげるという意味で、線香は三本立てます。浄土宗は線香を立てずに二、三本に折って横にします。 線香に火を付けたら、そのままにしておけばよいのですが、時として炎が大きくなる場合があります。 その時はろうそくを消すと同様に、手をあおいで消して下さい。

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